本好きが集うシミルボンサイトのお友達、伊和早希さんにススメられて手元に置き楽しんでいる平松洋子の『一生ものの台所道具』。
初めてそこに載っていた”道具”を、購入した。
おいしいサラダは水切りが第一条件
と、著者。
キッチンにやって来たのは、チェリーテラスの「サラダスピナー」。野菜の水切りをする道具だ。
長く使っていたOXOのプラスチック製スピナーが歪み、汚れも落ちなくなり、新調した。
一生とは言わずとも、長く使っていきたい。ボウル部分が耐熱ガラスだというのが、購入の決め手となった。
『一生ものの台所道具』の第一章「基本の台所道具を知る・選ぶ・使う」は、道具の素材、作られる過程にもスポットを当てている。たとえば「まな板」。
木は生き続ける。
二百年の樹齢ならば、さらに二百年生きる
そんなタイトルに、木曽檜を切り出した丸太の写真から始まり、加工されていく様子がカラー写真&解説で組み立てられている。
さらに、選び方、家庭で上手に使う法が併せて載せてある。
文章からは、平松洋子の台所道具への熱い思いが感じられる。
まな板は、ぜひ一枚板を選びたい。なぜなら、木はつねに呼吸し、生き続けているから。
選び方では、木目を見つめている。
柾目には小口の木目に縦の筋が入っており、板目は曲線の木目。見た目は板目のほうがきれいに見えがちだが、柾目のほうが目が細かく、反りや狂いも少なく、品質は高い。
叩いて焼いて磨き上げる「包丁」作りの工程。一枚の厚い鉄板から生まれた「鉄のフライパン」でオムレツを焼く瞬間。使い込むほどに味が出る「茶筒」作りを代々続ける職人達。
台所道具を深く掘り下げた第一章には、知らなかったことが満載だった。
そして、第二章の「料理の腕を上げる基本の道具たち」には、サラダスピナーほか、様々な道具が写真と商品名入りで載っていて、へー、こんな道具があるのかと目から鱗もたくさん落ちた。
いろいろな家庭で長く愛用されてきた道具を紹介する、第三章「わたしの愛用道具たち」も、それぞれのこだわり方が半端なく、おもしろい。
うーん、これ欲しい。
でも、断捨離中だ。
そんな悩みに苦しめられるカラー写真満載のムック本だ。
チェリーテラスのサラダスピナー。
ガラスボウルの中央にスピナーベース(6枚の花びらのような形)を置いてザルをのせ回すとと、ザルを回転して野菜の水切りができます。
「オールラウンズボウルズ」フルセットもおすすめ、と本にはありましたが、とりあえずボウルなどは足りているのでスピナーだけにしました。
初下ろしは、クレソンで。
サラダとパンのおうちランチ。ちょっとお大きめだけど、せっかくなのでスピナーのガラスボウルに盛りつけて。
パンは、町内の「やまに」のもの。
新しい道具って、いいな。
楽しんでいます。伊和早希さん、ありがとう。
こんばんは~。
結婚した時からサラダスピナーが欲しいと思いながらも
場所をとるので、ビニール袋の中に野菜とキッチンペーパーを入れ
ぶんぶんまわしたりしていました。
このサラダスピナーだとガラスのボウルにそのまま入れて出せるので
いいですね。
私も買おうかな。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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