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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

あんこう鍋

夫がサッカーの試合で左手薬指を脱臼をして、行きつけの整体まで運転を代わった。

帰りに夕飯の買い物をするつもりでいたのだが、いつもと違うスーパー、パークスに行こうという話になる。

山梨のなかでは、高級スーパーといってもいい。海外のチーズや有機野菜、珍しいスパイス、ブランド牛などが手に入る、毎日買い物することはできないけれど、たまに歩くと楽しいところだ。

 

「白菜たくさんもらったから、鍋だね」

「寄せ鍋かな」

「牡蠣、入れる?」

「鱈も、いいね」

そんな会話をしつつ、食材を選んでいく。すると夫が鮮魚売り場で足を止めた。

「たまには、違う鍋にしたくない?」

そういって指さしたのは、あんこう鍋セット。

「作ったことないなあ」

二の足を踏むわたしに、その場であんこう鍋のレシピを検索し、夫が見せる。

「あん肝を炒めて、味噌で味付けるらしい」

「美味しそう」

 

ちょっと整体に送っただけなのだけれど、ひとりでは行かないいつもと違うスーパーで、ひとりでは買わないいつもと違う食材を手にした。

夫婦って、おもしろい。

あんこう鍋セットです。銀色のトレーに入っているのがあん肝。

酒と同量の水、塩少々にしばらく浸けておいてから、叩いてから煎りし、脂が出たところで味噌50gを投入。香り立つまで煎ります。そこに酒50cc、みりん大さじ2、おろし生姜を入れてよく混ぜ、水250ccで溶いていきます。

追加で購入したあん肝は酒蒸しにして、鍋に各自追加します。追加あん肝は120円でした。安いんだね。

材料は、白菜、豆腐、椎茸、葱、水菜。水250ccでは少なすぎたので、あん肝以外倍量にしました。

野菜にあんこうの出汁が沁みて、旨い~

〆は、牡蠣と白菜を追加して。仁淀川の純粉山椒とのマリアージュが最高でした。

 

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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