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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

うつのみやの梨

宇都宮から、梨が届いた。

まず、大きくて驚いた。そして、しっとりとした甘さを感じたと思ったらすっきりとさわやかな酸味が口いっぱいに広がる。なにより瑞々しい。

品種は豊水らしいが、「うつのみやの梨」のなかでも糖度13度以上の大粒の梨にだけ名乗れる「プレミアム13」だそうだ。

手を掛け心を配り作られた梨だと、食べてみればすぐにわかる。

 

梨の語源は諸説あり、定かではないようだ。

果肉が白いことから「なかしろ(中白)」略して「なし」、強風が吹くと実らないことから「風なし」略して「なし」などなど。

平安時代には「無し」の音を嫌って「有(あり)の実」とも呼ばれたという。

 

たしかに、”有る”なあと思う。

ずしりと大きな存在感は、冷蔵庫のなかでことさら大きくなる。

手に持ったときの、重み。

皮を剝くとき、したたるしずく。

フォークで刺すときの、ザクリという感触。

大好きな果物が”有る”という静かなワクワクも胸のなかに広がり、すべて食べ終えてしまうまでは、しっかりと腰を落ち着け存在しているだろう。

糖度13度以上保証します、とありました。

箱を開けて、大きさにびっくり。

1個剝くと、お皿がいっぱいになりました。

2つめからは、大きめのお皿にしました。

庭の栗も、蒸籠で蒸して楽しんでいます。

今年も大粒の栗が、たくさん生りました。

 

COMMENT

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  1. ユミ より:

    わ~、立派な梨がたくさんですね~
    豊水ですか。
    昔は二十世紀くらいしかなかったけれど、今は豊水や幸水や長十郎やら、種類も多いですね。
    梨の名前の由来も、なるほどですね。
    私も梨を少しもらったんですけど、ジュースにして飲むのにハマってます。
    甘酒とヨーグルトと梨をミキサーにかけて。
    梨のシャリシャリ感がいいんですよ。
    でもやっぱりそのまま食べるのが一番かな?

  2. さえ より:

    >ユミさん
    立派でしょう!
    こんなに大きな梨、初めて見ました。とっても美味しくて、娘と競争して剝いては食べて、剝いては食べて(笑)
    梨の種類、ほんと豊富になりましたよね~
    甘酒とヨーグルトとのマッチング、いい感じ。
    でも、美味しい梨はやっぱりそのままがいちばんかな~

  3. mami より:

    こんばんは~。

    大きくて美味しそうな梨ですね。
    調べてみたら栃木県は梨の生産量が全国で3番目に多い県なんですね。

    今日、鳥取へ行って来て梨を沢山買い込んで帰ったところでした。
    鳥取に4年間住んでいたので土地勘があるつもりでしたが
    新しい自動車道やショップが立ち並び、浦島太郎状態でした。

  4. さえ より:

    >mamiさん
    こんばんは~
    栃木が梨の産地だなんて、わたしも知りませんでした。
    こんなに大きな美味しい梨が作られているんだ~と初めて実感。日本でも3番目の生産量なんですね。
    鳥取も、梨の産地なんですか~それも知らなかった。
    mamiさんは、鳥取で暮らしていたんですね。
    わたしは東京と川崎、そして山梨だけです。神戸は夫の実家があるので少しわかりますが、岡山、鳥取は一度も行ったことがないので、いつか行ってみたいです。

  5. hanamomo より:

    こんばんは。
    美味しそうな梨ですね!
    豊水は美味しいですね、秋田でも作っている果樹園があります。
    我が家も今年は随分梨を食べました。
    半分食べるとお腹がいっぱいになりました。

    なしの語源、興味深く拝見しました。
    秋の恵みいっぱいですね。

  6. さえ より:

    >hanamomoさん
    梨は美味しい果物ですよね~
    ほんと、半分でお腹いっぱい。ほとんどが水分なんですよね。
    秋田でも作っているんですか。
    山梨ではあまり聞きません。りんご農家さんは町内にもあるんですが、梨はうまく作れないけど研究中と何年か前に聞きました。
    秋の恵みはありがたいですね。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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