週の初めに、引っ越しをした。
夫が東京で借りていた部屋を、退職に伴い引き払ったのだ。
駅で言うと水道橋と神保町のあいだ、猿楽町という街のワンルームだった。
週に2晩ほど、彼はここで過ごしたことになるのだろうか。わたしも退職前には何泊もした。
引っ越し当日は、夫の馴染みのイタリアン「ATSUMI食堂」でランチした。
緊急事態宣言が出された東京の真ん中だが、ランチ営業のみに絞ってがんばっていた。若い兄弟がふたりで営んでいる、なにしろ美味しい店だ。「おひとりさま歓迎」と掲げているのもよくわかる、居心地のよさが売りでもある。
そのランチが、思いのほかホッとする時間だった。
ガス屋さんが来て、レンタル業者が来て、引っ越し業者を待つ束の間、ただのんびりと美味しいものを食べて、「荷造り疲れたね」とかしゃべりながら、ぼーっとしていただけなのに、疲れがすーっととれていくのを感じた。
たぶん最近、こういう時間の大切さをなかなか実感できなくなっていたのだ。
外食産業に関わる方たちを、あらためて心から応援したいと思った。
引っ越し当日のランチは、夫の馴染みのイタリアン「ATSUMI食堂」で。
わたしは、ゴロッとミートのミートソースランチ。神保町でこれで1,000円は安いよね。
夫は、こだわりの豚の味噌焼きランチにしました。ご飯は、土鍋で炊いていました。
ガードレール沿いに咲いていた花。何だろう。
シコンノボタンかな。
腹ごなしに、女坂を登りました。
男坂を見下ろして。さようなら猿楽町。
こんにちは。
去りがたい街ですね!
ATSUMI食堂、素敵な食堂ですね。
東京へ行ったら入ってみたいな~。
コロナに気を付けながら、こうやって頑張っている食べ物屋さんは応援したくなりますね。
ゴロッとミートのミートソースランチこれで1000円はいいな~。
引っ越しはことのほか疲れるものですが、こうやって美味しいご飯を頂くとその疲れも少し軽くなりますね。
今日の秋田は降ったりやんだり、日が照ったり、秋の空そのものです。
ご主人の東京のお部屋を引き払ったんですね。
「さようなら」っていう言葉が哀愁があって、ちょっとジーンとしました。
ご主人の馴染みのお店とか、さえさんにとっても思い出深い、色々な思いが詰まった街だったんでしょうね。
うちもたぶん今年中?くらいに夫のアパートを引き払う予定です。
私は時々だけど、夫にとっては長い(20数年)街なので、きっと思う事はいっぱいあるんだろうと思います。
夫が引き払う前に、さえさんとご主人の気持ちを知る事が出来て良かったって思います。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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