甲斐市のブランド野菜「やはたいも」を、初めて食べた。
名は耳にしたことがあったが、高級ブランド里芋だとは知らなかった。
金継ぎ教室を紹介してくれたヨガ友にいただき、レシピ検索で初めて知ったのだった。
やはたいもを特産とする甲斐市の西八幡地区は、武田信玄公が17年かけて築いた堤防「信玄堤」ができる以前、たびたび洪水被害に遭った土地だそうだ。
なんとその洪水被害が、里芋栽培に適した土壌を作ったのだという。
流れ込んだ大量の砂利が水はけをよくし、栄養豊富な土もまた流れ込み溜まっていった。
長年洪水に悩まされてきた故の土壌こそ、きめ細かく粘り気の強い白く美しい「やはたいも」には欠かせないものだったのである。
自然災害の恐ろしさと、武田信玄公が作った信玄堤の偉大さと、その土地で里芋を育てようと日々畑を耕した人々のガッツを思う。
その「やはたいも」は、驚くほどに美味しかった。
越してきて21年にもなるのに、まだまだ”初めて”が多いことに驚く。
立派なお芋です。ありがとうございます。
煮っころがし、大好き♡
蒸すと、白さが際立ちますね。「衣かつぎ」の名は、平安時代の女性が外出するとき、顔を隠すためにすっぽりとかぶる布「衣被ぎ(きぬかつぎ)」からつけられたそうです。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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