ずっと、ただミントの種類だと思っていた毎年庭に咲く花が、オレガノだと初めて知った。

仲沢商店でたったの3gだけ量り売りで購入したオレガノをミートソースに入れると、とても美味しかったのでオレガノについて調べようと思ったら、その画像に出てきた花に大いに見覚えがあった。

「なんだ、これ食べられるんじゃない」

あまりに生命力が強く、庭のあちらこちらに点在するオレガノを、これまでけっこう邪険にしていた。ワイルドマジョラムとの別名を持つ強い品種らしいく、雑草のように扱われても元気いっぱいだ。

それが名前を知り、食用にできるハーブだと知ると、途端に大切なモノのように思えてくるから不思議である。

摘んで匂いを嗅ぐと、ミントよりも優しく、乾燥ハーブよりも香らない。

乾燥させた方がトマト料理や肉、魚の匂い消しなどには有効らしい。

ローマ時代の贅沢を好んだ料理人アピシウスは、「美味しいソースには欠かせないスパイス」とオレガノの香りを愛したそうだ。

クミンと同じく、親しくなりたいスパイスだ。

クミンはエジプト原産で、オレガノは地中海沿岸が原産だという。

スパイス料理で、世界を旅するのも悪くない。

庭のオレガノ。今は蕾です。

これが葉っぱ。

きのうのミートソースランチ。赤玉葱のマリネサラダと。

ミートソースに入れたオレガノ。瓶の中身は、3g。

容器は、柚子胡椒の瓶をリサイクルしました。

大量に玉葱をいただくまえに買ってしまったアーリーレッドで、マリネを作りました。サラダ油が入った漬け汁は、ドレッシングにもなります。

玉葱1個に、サラダ油大さじ2、酢大さじ3、味醂大さじ1.5、砂糖大さじ1、塩小さじ1のレシピです。3日後くらいに美味しくなります。