東京に住む友人が、クリスマスプレゼントに(?)博多のゲンコツテールスープを送ってくれた。
「そちらは気温が低いので、スープで温まってください」
とのこと。うれしく、熱々をいただいた。
「テールって、鼻だっけ?」
牛の鼻輪を思い浮かべつつ夫に訊くと、呆れ声で返ってきた。
「尻尾だよ」
「あー、いつもどっちかわかんなくなっちゃうんだよ」
小説で読んだ「テールトゥノーズ」という言葉が、わたしを惑わす。
前を走る車の車両後部「テール(尻尾)」と後ろを走る車の車両先端部「ノーズ(鼻)」が触れそうなほど競っている状態で、後ろを走る車が空気抵抗のカットを狙うテクニック。F1レースや自転車競技などでも使われる技だ。
牛の尻尾の骨は、思いのほかしっかりと大きく、その肉は旨味が濃くコラーゲンたっぷりのスープはとても美味しかった。
たくさんの牛たちが、尻尾に鼻をくっつけてのんびりと草原を歩く姿を連想しつつ、くすりと笑いながら食べた。言葉っておもしろい。
数年に一度という寒波のなか、暖かい部屋で熱いスープを楽しむのは、至福の時である。
これです。冷凍で届きました。
解凍してから湯煎で15分温めて、葱と胡椒をトッピング。あったまる~
翌朝は、雑炊に。
牛の尻尾の骨って、こんなに大きいんだね。
ランチには、韮崎の「IRU」に行きました。夫はタコスプレート。
わたしは大好きなランプレドットサンド。食べてから思い出しました。夕べと今朝食べたテールスープに味の種類が似てる!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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