連休最終日、朝キッチンに立ち、ふと思い立ち白湯を入れた。
昨シーズンも冬のあいだは毎朝のように飲んでいた白湯だが、暑い季節にはすっかり忘れていた。
ゆっくりとしか飲めないほどに熱い白湯が喉を通るたびに、ホッとする。
季節は廻っている。
ライトダウンベストを羽織り、午前中からおでんを仕込み始め、夕方には薪ストーブに火を入れた。
冬は、いきなりやってくる。
夏の名残りの台風が大きな被害をもたらしたばかりだというのに、こんなに急に冷え込むなんてと、何ごともなく変わりない生活を送りながらも恨めしく思う。
中央線が復旧しないので、夫は車で東京の会社へ向かった。
もしもバタフライ効果が台風を生んだのだとしたら、わたしも小さなできることをしよう。そう思い、笑顔で夫を見送った。
ひとりの誰かが笑っていれば、笑顔は笑顔を呼び、広がっていくかも知れないと。
百均のガラスのコップは、影が綺麗。
お茶も冷たい黒豆茶から、熱い煎茶へ。
おでんには、メークインを入れました。
ふたりの食卓ですが、たっぷり煮込みました。
メークインは煮崩れたけど、美味しかった。
着火式。火はいいな。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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