風変わりなオレンジをいただいた。
小さく、オレンジ色の皮に混じって赤い部分がある。
切ると、なかもオレンジと赤がまだらになっていた。
ブラッドオレンジ。
トマトのような真っ赤な色に、blood(血)の名がついたという。
スペインやイタリアで作られた品種らしい。
ネットを見ると、オレンジの色味がなく真っ赤なものもあった。いろいろな品種があるようだ。
「血」という言葉をブラッドオレンジ(果物)やブラッディマリー(カクテル)に名付けるのは、海外ならではの感覚なのだろう。日本では、聞いたことがない。
「血」のイメージが、そもそも違っているのかもしれない。
事故や怪我、刺殺などで流す「血」のイメージをどうしても持ってしまうのだが、海外では親族のつながりである「血」や、体内で流れている人が生きる源である「血」をイメージしているのかもしれない。
名前に似合わず、ブラッドオレンジを口に含むと、みずみずしく爽やかな甘みが広がった。
このところよく食べている不知火と並べると、大きさの違い歴然。
安心して食べられる不知火とは違って。
こんな色。ほんとうに赤い。
シチューの朝食後に、いただきました。
シチューも風変わりなきのこ入り。
山の水農場の「やまぶし茸」です。クリーム煮にあうとあったので、入れてみました。きのこ本体の味よりシチューにきのこの風味が強く感じられて、美味しかった!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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