栗原はるみレシピの「レバーひじき」を煮た。
「これ、美味しいね」
夫が、喜んでいた。
栗原はるみの数年前の雑誌『haru-mi 秋vol.57』(2020年)に載っていたレシピだ。
サブタイトルは「居酒屋はるみ」。
お酒のみに言わせると「居酒屋のお通しって簡単でいいけど、ちゃんと作ってあるものが出てくるとうれしい」のだとか。
「レバーひじき」のページに、かかれていた。
私だったらお通しはさしずめ、レバーひじきかかぼちゃの煮もの。お通しがおいしいと、ほかの料理もきっと楽しみにしてもらえます。
この「私だったらお通しはさしずめ、レバーひじき」というフレーズが、ずっと胸の奥に残っていた。
自分自身、お通しに出てきたらうれしいと思うもの。それが、美味しくないわけがない。
だからいつか、作ろうと思っていたのである。
以前も、栗原はるみの言葉が残っていて、作るようになったレシピがあると紹介した。「ねぎとしいたけのさっと炒め」だ。そのときには、こうあった。
ねぎとしいたけの相性がいいのか、「これどうやって作るの」ときかれることも少なくありません。
料理本の片隅にあるミニエッセイに、ちょっとだけ目を留めてみるのもよい。
いつものナムルと、レバーひじき。
レシピノートを作るきっかけになった「はるみの味つけノート」と、両方に載っていました。
それが、調味料の分量が微妙に違うんですよね。今度作るときには、違う方で作ってみようかな。
こちらは「はるみの味つけノート」に載っていた「小松菜のあんかけ卵のせ」と合せた夕餉でした。オイスターソースと紹興酒を使った中華風。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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