山々が雪を冠した日に、今シーズン初おでんを煮た。
おでんは春も夏も美味しいけれど、冬に煮るおでんは特別だ。
ここ明野町浅尾地区の名を冠した「浅尾大根」の旬となるからである。
毎年11月3日には、「浅尾ダイコンまつり」が開催される。
大根抜き体験や大根おろし競争など、田舎ならではの祭りに、大根を煮た店のほかたくさん露店も出るので子供たちも中学生くらいまでとても楽しみにしていた。
コロナ禍で中止になっていたけれど、今年は開催されるそうだ。
浅尾大根は、煮てよし、漬物によし、生でもおろしてもよしのバランスの良さが特徴の白首大根で、やわらかく皮を剝くときにもその素直さに驚かされる。瑞々しさは、朝採り大根が手に入る地もとならではかもしれないけれど、しばらく寝かせても煮物にすればやさしい味わいはよみがえる。
茅ヶ岳の麓の斜面で火山灰が堆積してできた、キメ細かく肥えた土壌が質のいい大根を育てるという。
かつては「大根の村」と呼ばれた「明野村」も、平成の大合併で「明野町」と呼び名が変わったけれど、浅尾大根だけは変わっていない。
それも、作り手がいてのこと。
おでんでシンプルに大根を味わうと、そんな幸せが沁みてくる。
娘がたくさん食べるので、大鍋いっぱい煮ました。想像以上にいっぱい食べていました(笑)
浅尾大根は細めですが、やわらかくてやさしい甘みがあります。
久しぶりに、日本酒をいただきました。片口で。
朝ご飯には、だいぶ煮崩れていて、それも美味しい。
卵を割って、汁と混ぜてご飯にかけるのが我が家風です。
こうして玄関先に置いていってくれる農家さんに感謝。
さえさんの所もすっかり冬景色、冬支度になりましたね。
おでんが美味しい季節になりましたね。
美味しそう~~
ひとりだとなかなかおでんを炊きません。
ついこの前の秋祭りの時には、娘の家でおでんを二日間、昼も夜もよばれて、
1年分のおでんを食べた気になりましたよ。
さえさんのコレクションのかたくち、どれも素敵ですね~
もう日本の生活にすっかり戻られましたか?
こんばんわ
土から引き抜いたばかりの大根が、もう出回っているのですね。
大根をもらったら、おでんですね。
日本のおかずが恋しくなりましたか?
でも、イタリアンなら毎日でもいいですかね・・・。ふふふ。
いつも行く産直スーパーでは、大根がまだなのです。
昨日も探しました。あったら、おでんにしようと思っていたのですけれど、こちらはまだのようです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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