日清ラ王の帆立味を、試した。
「HOTATE鶏白湯」とあり、クリーミーな白湯風味だ。
安定の美味しさ。辛くないラ王の優しさが、このところ沁みる。
帆立というと思い出すのは、スペインの北西部ガリシアの街だ。
そこには、サンティアゴ・デ・コンポステーラのカテドラルがある。
キリスト教徒3つの巡礼路のうち第3の道「el Camino(エルカミーニョ)」は、このカテドラル《聖ヤコブのお墓》を目指すのだ。
(第1の道はエルサレムへ、第二の道はローマへと続く)
巡礼ルートは4つあり、フランスから北スペインを通る「フランス人の道」。オビエドから北の海上を通る「北の道」。ポルトガルのリスボンからゆく「ポルトガルの道」。アンダルシアからゆく「銀の道」。
みなサンティアゴ・デ・コンポステーラのカテドラルを目指して、遙か遠い道程(短くても780㎞)を歩く。
その「el Camino」で、巡礼者を導いてくれるのが、道々道標として置かれた帆立貝のマークだ。
写真に残っていないので実際には目にしたわけではないのかもしれないけれど、今でも帆立といえばガリシアのサンティアゴ・デ・コンポステーラ。
そして、そのガリシアはいつも雨だった。
雨の日のひとりランチが、ガリシアを思い出させたのかもしれない。
爽やかな水色のデザイン。いいですね。
熱湯5分でした。ホタテオイルは、後入れ。
「日清ラ王」が誇る "まるで、生めん。" のような中細ストレート麺
ホームページにあった通りの”まるで、生めん。”でした。
帆立は、英語で「Scallop(スカラップ)」。
ファッション用語では、半円が横並びに連なる(帆立の貝殻を並べたように見える)ウェーブ状のデザインのことだとか。
衣服のすそや衿ぐり、袖口のフェミニンテイストなデザインに使われるそうです。
巡礼の最終地点へ向かう人々の足跡が、帆立のマークにデザインされていたTシャツ。ガリシアで買いました。よれよれになったあと、飾っています。
☆画像はお借りしました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。