3月に入り、ふきのとうをふたたび収穫した。
一度雪が降り積もり、ふきのとうが眠る場所もしばらく雪の下で凍っていた。
一度目の収穫の時に比べると、それもあってかささくれだった小さなものがほとんどだ。
少しだけ天麩羅にして、あとは蕗味噌にした。
前回久しぶりに作った蕗味噌が、思いのほか美味しかったからだ。
「保存版だね」
夫と、そう話していた。
ところが、レシピを調べようとブログを見たら、なかった。
レシピノートにかいたっけ? と見てみたけれど、やはりなかった。
プリントした? とファイルを見てみたが、なかった。
ネットレシピは似たものが多く、それなのに微妙に違う。そのなかから、ようやく前回のネットレシピを探しだした。
ひと月も経っていないのに、ここまで忘れるか。呆れる。
ということで、今回レシピノートにしっかり記した。グラムも量った。
今シーズン、もう一度、このレシピを使えるといいな。
写真のような、ささくれた感じになっていました。
それでも、思ったよりたくさんありました。
夫がウォーキングで採ってきた大きなふきのとう。
合わせて、50グラム弱。
合わせ味噌は、味噌大さじ2、味醂大さじ1、砂糖小さじ1/2です。
2分、しっかり炒めて油を浸透させます。
そのあと4分ほど煮詰めます。最後の行は、「煮る」じゃなくて「煮詰める」でした。
できあがり。
白いご飯に蕗味噌をのせて。珍しく春菊の芯のところとエリンギ、厚揚げのお味噌汁。ちょっとだけ「あご旨」を振りました。
ふきのとうのすぐ近くで、クリスマスローズが咲いていました。その向こうには、夏に咲いたタカサゴユリの種が。
写真を撮っているあいだに、陽が陰ってしまいました。白いクリスマスローズ。
濃い紫の蕾も、膨らんでいました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。