台風で強い雨が降っていたので、買い物には行かず、あるもので済まそうということになった。
冷凍庫にシーフードミックスとピザ用チーズが常備してあるし、ツナ缶もある。きのうのミートソースの残りもあるから、海鮮系&肉系の2枚が焼ける。
娘と暮らすようになってから、食パン1斤分の小麦粉で捏ねたピザ生地でLサイズ2枚を焼き、3人で食べるようになった。
「最後の1枚、誰が食べる?」
「お腹いっぱいだけど、食べたい!」
という会話が交わされる、ちょうどいい量だ。
トマトもあるから、サラダもできる。
そんな夕方のこと。
雨が上がった庭にいると、とびきり美味しい胡瓜を作る農家さんが軽トラから声をかけてきた。
「胡瓜、宅配ボックスに入れておいたから、食べて!」
お盆で市場が休みだから出荷できないけれど収穫しないわけにはいかず、分けてくださったのだった。
玄関の宅配ボックスには、美しい胡瓜が30本ほど並んでいた。
「今夜は、胡瓜パーティだね」
「胡瓜パーティだ」
夫とうなずき合う。
洗った胡瓜を冷蔵庫で冷やし、味噌やマヨネーズをつけて3人で丸かじりする。
なんとも贅沢な夕餉となった。
玄関前に置いてある我が家の宅配ボックス。胡瓜が満載してありました。
洗って冷やして、味噌とマヨネーズを出して、さあ召し上がれ。
わたしは、なんといっても味噌派です。
主役をとられたホームベーカリーで捏ねたピザ。前日のミートソースの残りで。
ツナとシーフードのピザは、モツァレラチーズで焼きました。ピザ用チーズ、冷凍しておくと便利です。
庭の茗荷で、トマトサラダも作りました。
台風が去った翌日、きのうの朝のリビング北側の窓の風景です。
2階の窓から撮りました。
青空も、少し見えていました。このあと、晴れて洗濯物もよく乾きました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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