レンタカーで走ること3時間半。足摺岬に到着した。
と言っても最南端の足摺岬ではなく、日本列島で黒潮が最初に接岸する「臼碆(うすばえ)」という岬で、黒潮の流れを見られる海岸はここだけなのだという。
黒潮が渦巻く様子が「臼」に似ていることから名づけられたそうだ。
「山にある石を『岩』、波のなかに石があるのを『碆』とかくんです」
夫の後輩さんが、教えてくれた。
臼のように黒潮が渦巻く、岩場ということなのだろう。
その海が、思わず笑みがこぼれるほどに青かった。
「海って、こんなに青いんだね」
空よりも、ずっとずっと青い。
「見て、向こうの岩の上に鳥居がある」
「ほんとだ。きっと海の安全を守ってるんだね」
そんな話をしながら足摺ブルーを満喫して車に戻ると、すぐ先のバス停横に「臼碆」「展望台」の看板が。
「もしかして、あの神社から海を眺めるのがスタンダードだったのかも」
そうも思ったけれど、しかしもういい。すでに足摺岬まで行かなくてもいいかというほどに青い海に満たされていた。
「臼碆」です。見えた! あの灯台だねと言って、歩きだしました。
5分ほどで到着。海が真っ青!
気持ちいい~!
長いドライブの休憩には、ぴったりの開放感でした。
のぞきこんだ岩場も迫力あります。磯釣りのメッカでもあり、「釣りバカ日誌」のロケにも使われたとか。
真ん中に赤い境内と鳥居が見えます。あれが「竜宮神社」。豊漁と海上安全を祈願する神社だそうです。
その後、足摺岬へ。
やっぱり海が青い! 小島で釣りをする人の姿が見られました。
「足摺黒潮市場」で、土佐清水の清水さばぶっかけ丼を食べました。これ、鯖じゃない、っていうくらい新鮮でした。
海がとても青いですね。
果てという感じでしょうね。
足摺岬は、その通りの果てで、とても遠い印象があります。
ここまでくると、海の青さが違うのでしょうね。
高知沖を通りフェリーで、宮崎まで行ったことがあります。
漆黒の闇の中、デッキに出ると、星が何度も何度も降り、流れ星を初めて見ました。
忘れられない光景です。
土佐はカツオのイメージでしたが、鯖も美味しいんでしょうね!
肉厚ですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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