北杜市内の「アフリカンアートミュージアム」に出かけた。
アフリカンアートは、日本ではここでしか観られないそうだ。
それが、なかなかにおもしろかった。
四角い布も、上下も左右も平行ではないく、わざと歪ませている。
日本人から見れば歪んだと感じ落ち着かないような部分に、アフリカの人々は美や安らぎを感じるという。
梯子のように実用的なものでさえ、等間隔ではなくおまけにちょっと斜めにしたりしてしまう。使いづらかろうが、平行であったり等間隔に並んでいたりすること自体に違和感を覚えてしまうらしい。
「人の身体に直線はない。自然界にも、正確な直線は光しかないんです」
レクチャーしてくださった館長が話していたのが、印象的だった。
自然界に存在しない直線を生活のなかに置くことが、アフリカの人は落ち着かないのだろう、という。
わたしは子供の頃、右目が二重で、左目が奥二重だった。
それがなにやら落ち着かず嫌でたまらなかったのだが、成長する過程でいつのまにか両眼とも二重瞼になっていた。
けれどよく見ると、眼の大きさも形もまったく同じではない。
まっすぐではないものに美を見いだすアフリカンアートを、もう少し知りたくなった。
パンフとチラシです。ぜひまた行こうと思います。
上下左右対称ではない美を楽しみました。
夫が気に入って購入した藍染めの布。日本の文化とも通じるところがあるんですね。
エジプト展とかは時々やっていますが、アフリカンアートって珍しいですね。
ちゃんと見た事はないかもです。
アフリカの布と言って、カラフルな布を置いているショップがありますが、
こんな藍染の布もあるんですね。
ほんと日本的。フリンジも長くて素敵ですね。
さえさん、ご主人の個展の案内、いつもありがとうございます。
今度は東京なんですね。
コロナが収束したら、ぜひ関西でも開催してくださいね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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