水族館でぼーっとしたいというわたしの希望で、足摺では、「足摺海洋館SATOUMI」にも出かけた。
足摺岬から西に走った竜串湾にあり、その竜串の海を再現しているという四国最大級の大水槽がある。
館内は、足摺の原生林に棲むカエルやトカゲなどの爬虫類やカワウソから始まり、プロローグにウミガメ、そして竜串湾のサンゴ、黒潮に乗って足摺に流れ着く熱帯魚たち、足摺、竜串の外洋に生息するクラゲやウミウシ、さらに太陽光が届かない深海で生きる生物たちと進み、最後に竜串湾大水槽が待っている。
いったい、どう表現したらいいのだろう。
大きな水槽のなか、自由に泳ぎ回る魚たちを見ていて心が解き放たれていくような、泣きたいような何か頼りない気持ちにもなる不思議な感覚。
重力に左右される制限も少なく、ゆらゆらと揺れる気ままさ。水圧すらも感じさせず、流れるように泳いでいくしなやかさ。
そういうものに、心も身体も共鳴するのかもしれない。
そして、心の奥に隠れている不安定さが、共鳴したそのなかに流れ出すのかもしれない。
そんな感覚にしばらく身を置き、思いのほかリフレッシュして、竜串の魚たちに別れを告げた。
順路のほぼ最初に迎えてくれるカワウソくん。
遊泳するウミガメたち。
サンゴって、植物じゃなくて動物なんですね。
竜串湾に生息するネコザメ。
タッチングプールにいたヒトデとウニ。
サンゴに絡みつくウツボ。
可愛いお顔に見えるエイと、清水さば(ゴマサバ)。
きのこみたいに生えている大水槽のサンゴ。
しばらくぼんやり眺めていた竜串湾大水槽です。広さが写真では伝わらないな~
「足摺海洋館SATOUMI」は昨年リニューアルしたばかりですね。
私が足摺岬へ行った時は古い施設だったのでスルーして
竜串のグラスボートに乗って海中散策をしました。
生憎、天候のせいで濁っていて本来の透明度はなかったのですが両親と一緒に行った
思い出の場所です。
足摺の海岸もとてもきれいですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。