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カッパ型土偶とバンザイ型土偶

「土偶に会いたい!」シリーズ5回目は、笛吹市「春日居郷土館」。

ここでは、カッパ型土偶「みさかっぱ」と、バンザイ型土偶「やっほー」が待っていた。

 

カッパ型土偶は、頭が平らだったりお皿のように凹んでいたりする土偶で、無論カッパに似ているからつけられたネーミングだ。

バンザイ型土偶も、バンザイしている格好だから名がついた。天を仰いで祈りを捧げていると考えている研究者もいるようだ。

そのほかに肩をもんでいるような「かたこり土偶」もいて、これすべて、縄文時代にはなかった言葉だよなと不思議な感覚に陥った。

 

カッパは空想の生き物だといわれているが、縄文時代にいなかったとは断言はできない。

バンザイの格好は、天を仰いで祈りを捧げている姿だったのか。あるいは、まったく違う何かを表していたのか。

縄文の人たちも、赤ん坊を抱いたり織物をしたり木の実を砕いたり、きっと肩は凝ったんじゃないかと想像するけれど、それをなぜ土偶にしたのか。

 

ひとつの特徴からつけられた、それぞれのネーミング。

それは現代人から見た特徴であり、謎は謎のままである。

 

最近、すれ違う車見ていて、怒ったような表情に見える車が多くなったように感じていた。

5000年くらいあと、もし人類が一度滅亡して新たな生物が地球に文明を築いたとしたら、車の表情でその時代背景を読みとったりするのかもしれないと、カッパ型土偶とバンザイ型土偶を見て、荒唐無稽なことを考えたりした。

カッパ型土偶「みさかっぱ」です。

バンザイ型土偶「やっほー」。

「かたこり土偶」と「妊婦形土偶付土器土偶部」です。ほんと、肩つらそう。腕も腱鞘炎かな?

 

☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。

【土偶に会いたい!〈その5〉春日居郷土館~みさかっぱ&やっほー「三十三番土偶札所巡り」】

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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