バカリズムが不思議世界を描いたドラマ『ブラッシュアップライフ』が、終わった。楽しかった!
これは平凡な人生をもう1度やり直す平凡な女性のお話。
〈cast〉
近藤麻美/あーちん【安藤サクラ】人間に生まれ変わるために、5回の人生をやり直す主人公
門倉夏希/なっち【夏帆】あーちんと小・中学校の同級生で、みーぽんと仲良し3人組
米川美穂/みーぽん【木南晴夏】あーちんと小・中学校の同級生で、なっちと仲良し3人組
宇野真理/まりりん【水川あさみ】あーちんと小・中学の同級生だが、近寄りがたい優等生
〈story〉
市役所勤め&実家で暮らす33歳独身、近藤麻美は、ある日交通事故であっけなく命を落とした。
目が覚めると真っ白く広い部屋にいて、次に生まれ変わるのは「グアテマラ南東部のオオアリクイ」だと告げられる。人生をやり直し、”徳”を積めば人間に生まれ変われるかもしれないという。そこで、赤ん坊からふたたび人生をやり直す選択をした。
生まれ変わってみると、赤ん坊の姿でありながら、大人の思考回路。1周目の人生の記憶もしっかりと残っているのだった。
麻美は、”徳”を積むために、様々なミッションをクリアしていく。
幼稚園時代には友達の父親の不倫を阻止し、中学時代の恩師(嫌いだったが)の痴漢の冤罪を晴らし、祖父の薬の飲み合わせを正して命を救う。
それでも、人間に生まれ変わる道は遠い。
小学生時代から、なっちとみーぽんと仲良くなるチャンスを逃してまで”徳”を積むことに精を出していた4周目のある日、同じように人生を生き直している友人に出会うのだった。
このドラマの魅力は、ストーリーのおもしろさもさることながら、何といっても会話である。
たとえば、最終回にたわいない会話で、ここまで盛り上がれるのはすごい。
あーちん:ちょっと、いったん整理させてもらってもいいですか?
なっち:整理?
まりりん:そうなるよね。
みーぽん:まあね、このまま次にはいけないよね。
まりりん:いけないね。
あーちん:なっちーーー!
なっち:え、なに?
あーちん:あたし、超恥ずかしいじゃん。
みーぽん:これは、恥ずかしい。
まりりん:恥ずかしいね。あたしだったら舌かみ切って死ねレベルだね。
なっち:えー、なんで?
あーちん:えーっ! なんでじゃないよ。誕生日当日にみんなでご飯食べててよ、こんな目の前にさ、意味深な紙袋があったらさ、そんなん自分の誕生日プレゼントだと思っちゃうじゃん。
なっち:あー、そういうことか。
この延々と続く、何気なーい会話。あーちんの誕生会のちょっとした勘違いのシーンなんだけど、限りなく平和で、だけどくすっと笑っちゃう感じが、ものすごく愛おしい。
この穏やかで平凡な会話のキャッチボールを、ずっとずっと見続けていたいと思えるドラマだった。
相関図です。ほかにも、キーになるキャストがたくさん出てきました。
いつものカラオケBOXでの仲良し4人組。
人気上昇中の子役、永尾柚乃(ながおゆの)ちゃん、6歳。表情豊かな演技が魅力的でした。
こんにちわ
ブラッシュアップライフ 終わってしまいましたね~さみしい~。(笑)
よくできた、とても記憶に残るドラマでした。
時間がある時、録画したのをまた見返しています。
「定期ミッション」の回収や伏線もとっても巧み、大勢の人命も救えたし、98歳まで4人で過ごせたし。
めでたし、めでたしでした。最後に登場したおばあちゃんは、あさみの妹っていうことかな?
友人同士、同級生同士のトークがまた良かったですね。
何気ない会話が、ドラマを引き立てていました。
どの人も上手かったですよね。私的には、みやおかさん・・ハマりました。
ああいう善良そうな人ほど、要注意ですね(笑)
豪華キャスティングでしたね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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