スカッとする映画が観たくて『ザ・ファブル』をネットで観た。
「絶対に殺してはいけない殺し屋」のサブタイトルが添えてあるアクションコメディだ。「ギャップ萌え」が魅力だと言う。
なにしろ最強の殺し屋が、普通の人になろうと不器用にもがんばっちゃうのだ。
〈cast〉
佐藤アキラ【岡田准一】ファブル(寓話)と呼ばれる謎の殺し屋。
ヨウコ【木村文乃】ファブルの相棒。仮の姿は妹役。
ボス【佐藤浩市】ファブルの育ての親で、組織のボス。
清水ミサキ【山本美月】新天地大阪で出会った親切な女性。
ほかに、安田顕、柳楽優弥、向井理、福士蒼汰など豪華キャスト陣。
〈story〉
どんなに強靱な相手も6秒以内に仕留めると噂される、伝説の殺し屋ファブル。大きな仕事を終えたある日、ボスから指令が下る。
「一年間、一般人として普通に暮らせ。休業中に誰かを殺したら、俺がお前を殺す」
ところが預けられた大阪の組織で内戦に巻き込まれ、さらわれたミサキを救いに行く羽目に。果たして、誰ひとり殺さずにミッションは成功させられるのか。
これまで真面目に殺し屋をしてきたのと同じモードで、「普通の人」のプロを目指そうと努力するファブル。
「秋刀魚には醤油と大根おろしをかける。これが普通や、知ってる」
得意げに居酒屋で秋刀魚にかぶりつき、ミサキに驚かれ、焦る。
「もしかして普通は、頭から食べへんのか?」
あり得ない幼少期を過ごし、枝豆の皮も西瓜の皮も食べて生きてきた彼にとって、普通はなかなかに難しい。
そこに真摯に取り組む「最強の殺し屋」というギャップに、笑いのツボをくすぐられる。
そしてそして、誰にも負けない強いヒーローの存在って、やっぱりスカッとするのだ。
岡田准一のコミカルな演技にも注目だけど、木村文乃のハチャメチャな役もおもしろかった!
さらに『誰も知らない』の柳楽優弥のチンピラが、非常にいい。やぎらくん、大人になったなあ。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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