2年前にいただいた白い紫陽花が、今年初めて花を咲かせた。
「アナベル」という生命力の強い育てやすい品種だから、茶色い指でもだいじょうぶといただいた。春になってからはスミレや芝桜などと一緒に水やりをしていたが、世話らしいことはそれだけでたくさん花を咲かせてくれた。
うれしい。
そんな紫陽花を見つめていたら、突如、疑問が湧いた。
紫陽花のようにいくつもの花が集まって咲くものは、「一輪」と数えていいのだろうか。
調べてみると、やはり違った。
紫陽花はその集合体で「一本」あるいは「一朶(いちだ)」と数えるという。ガクアジサイに限っては、「一輪」なのだそうだ。
「一朶」は初めて聞く言葉で、漢字も知らなかった。
いちだ【一朶】
①花のついたひと枝。「-の花」「-の桜」
②ひとかたまり。ひとむれ。「-の雲」
大辞林第三版より
一朶の雲。一朶の紫陽花。
素敵な日本語を、ひとつ知った。
玄関前の階段の上に植えました。
一朶でも可愛いけれど。
いっぱい咲くと、華やかですね。
こんばんは。
アナベルが咲きそろいましたね。
数え方やっぱりこういう花は違うのですね。
勉強になりました、ありがとう。
アナベルの白は柔らかくて大好きな白です。
先日私の誕生日に薔薇と一緒に生けたのは去年挿し木したアナベルの花です。
直径7センチほどの花が咲きました。
小さな薔薇と大きさがそろってとても重宝しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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