神戸からの帰り、東名高速道路と中部横断道を結ぶ「清水ジャンクション」付近で雪化粧した富士山を見た。
その写真を使い、観測史上もっとも遅い富士山初冠雪の記事をかいた。
【130年の観測史上もっとも遅い富士山初冠雪と南アルプス連峰・八ヶ岳連峰】
11月7日の富士山初冠雪の朝。朝のニュースで知り、ゴミ捨てがてら寄り道して写真を撮りに出かけた。(田舎では、ゴミ捨て場までも車だ)
「雪、積もってないし」
目視できない富士山の雪に肩を落としつつ、写真を撮る。
「あー、記事にならない」
独り言をこぼしつつ、やけにすっきり美しい富士山をカメラに収めた。
それから10日後。しっかりと目視できる雪を冠した富士山を、ようやく目にした。めったにないことに、静岡側から見た富士山だった。
たいしたことじゃないけれど、こんなふうにイレギュラーする偶然がきっと誰の日常にもあふれている。
それもこれも、富士山初冠雪に注目していなければ、気づくこともなかった些細なことだろう。
まあ、どこから見たって、富士山は富士山なんだけど。
そういえば、宇宙から地球を観たいと高校生たちが奮闘したNHKの特集「”宇宙に挑む”すごい!高校生」に、宇宙から観た富士山が小さくとんがって写っていて、なんとも可愛らしかった。
山梨側、静岡側から見た姿がどうなどと、いやはや、小さい小さい。
静岡側から見た雪化粧した富士山。
初冠雪の日の「おそとのテラス」から見た富士山。
ゴミ捨てがてら、明野からの初冠雪富士山。
帰省から帰った夕刻、須玉町大豆生田から見た富士山。
翌朝は、快晴。定点観測地点から、南アルプス連峰。
甲斐駒ヶ岳も、冬の粧いでした。
八ヶ岳も。
新しいスマートフォン、順調です。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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