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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

どこまでも続く秋の空

きのうは、よく晴れた。

ゴミを出しに行くと、田舎なのでゴミ集積所までも車を走らせるわけだが、秋の空を自由に浮遊する雲たちと少し霞んだ山々が見えた。

集積所の近くには、南アルプスの端から八ヶ岳までが見渡せる場所があり、帰り道そこで車を停め、山を、空を、雲を眺めた。

「気持ちいいなあ」

暑くもなく寒くもなく、空は晴れ、風は穏やかだ。

 

ゆっくりと、南アルプスから八ヶ岳まで眺めていく。山にはそれぞれ名がついているが、雲たちはそんなことにはおかまいなし。自由だ。山々のはるか上空を、つながったり切れ切れになったりしながら形を変えていく。

 

「空は、どこまでも続いているんだな」

当たり前のことなのに、いつのまにか忘れていたことを思い出した。

知っているのに忘れていることは、日々の暮らしのそこここに散りばめられていて、不意に思い出すときに小さな驚きをくれる。それは悪くない感覚だ。

「忘れん坊なのも、悪いことばかりじゃないかも知れないな」

どこまでも続く秋の空を眺め、雲のように自由な気持ちを味わう。そう。女心と秋の空は、果てしなく自由なのだ。

cimg1208南アルプスは鳳凰三山。左から薬師岳、観音岳、地蔵岳、右は早川尾根です。

cimg1206右にカメラを移動して、同じく南アルプスの甲斐駒ケ岳。

cimg1205さらに右に移動すると、八ヶ岳が見えてきます。

cimg1203八ヶ岳です。足もとの田んぼは、稲刈りをすっかり終えて畦だけが緑です。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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