庭に、赤トンボが飛んでいる。
たぶん、赤トンボ代表のアキアカネだろう。
22年前にここ山梨の田舎に越してきて、初夏からすでにトンボが飛ぶのだと驚いた。シオカラトンボやオニヤンマなどたまにしか見ない種類のトンボも遊びに来るけれど、赤トンボのような普通の大きさの黄色いトンボがたくさん飛んでいるのである。
ウスバキトンボというお盆の頃によく見かける、アキアカネとぱっと見見分けがつかない黄色いトンボもいるが、アキアカネは、成熟してようやく赤くなるのだそうだ。それも、赤くなるのはオスだけ。メスはほとんどが黄色いままだという。
すると秋が深まる頃大群で飛んでいる赤トンボは、どれも成熟したオスなのか。いや、黄色いメスがいたとしても赤い色が目に入って「赤トンボの群れ」と認識してしまうのかもしれない。
アキアカネたちは、夏のあいだ山地で過ごし、これから街へと移動していく。
鮮やかな真っ赤! オスだったんですね。
同じ木に止まっていたこの子は、黄色。メスなのか、まだ成熟していないオスなのか。
ウスバキトンボの生態については、『川のほとりで羽化するぼくら』に興味深いことがかいてありました。
最近の庭。ヤブランが咲いています。
ハナミズキの実が赤く色づきました。
ムクゲの花も咲いて。
山桜が、赤い葉を落としています。
>アキアカネは、成熟してようやく赤くなるのだそうだ。それも、赤くなるのはオスだけ。
そうだったのですね!
我が家の周りにはメスが多いのかな~
こんなきれいな赤いトンボはあまり見かけません。
今年はオニヤンマが家の周りを飛んでいてとても嬉しくなりました。
子ども達が小さい頃は我が家で羽化して飛んでいくのを何度も見ていました。
それが数年見かけなくなり、また今年は見ることができました。
とても嬉しいです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。