庭で、フランスギクが咲いている。
植えたわけでもないのに咲き始めたこの花を、最初はマーガレットだと思っていた。
中心が大きめの黄色で、白く細長い花びらを20枚ほどつけた、誰もが見たことのあるスタンダードな形の、子供が絵に描きそうな花。
これは、マーガレットだろうと。
けれど、知識のある人に教えてもらった。
これは、マーガレットとよく似ているが、「フランスギク」であると。
違いは、「マーガレットの方が葉の切れ込みが深く、園芸種」「フランスギクの方が耐寒性があり繁殖力が強く、野生種」というところらしい。
確かに、冷涼な地であるここで、放っておいても毎年咲く。
北海道などでは大繁殖して駆除の対象になることもあるようだが、ここ山梨で庭で咲いているくらいは問題にはならないだろう。
外来種だからと、駆除される花もある。
在来種を守るためだという。
オオキンケイギクが代表格だが、植えて増やしておいて駆除せざるを得なくなるなど、人間の身勝手さを思わずにはいられない。
今週のNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』では、万太郎が力説していた。
「雑草いう草は、ないき。必ず名がある。天から与えられ、持って生まれた唯一無二の名があるはずじゃ」
「草花に値打ちがないな、人が決めつけな」
「どの草花も必ず、そこで生きる理由がある。この世に咲く意味がある。必ず」
フランスギクの花びらは、眩しい白だ。
元気いっぱい咲いています。
雑草たちと共に(笑)
トイレの一輪挿しにも、活けました。
今咲いている白い花は「オーニソガラム」。英名では「スター・オブ・ベツレヘム(ベツレヘムの星)」と呼ばれています。
朝夕、花を閉じて眠ります。
雨の日には、半分だけ咲いていました。可愛い♩
ベツレヘムの星きれいですね。
フランス菊、こちらでも雑草のごとく咲いています。
どんどん増えていく花ですよね。
フランス菊という呼び方が好きです。
なんだかとってもいい響きですよね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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