散歩コースの堰沿いの道は、今、ヤマツツジが花盛りだ。
森に自生している朱色のツツジで、新緑が日々濃く色づいてゆくなか、優しい明るさを添えている。
朱色とひと言でいっても、日本の伝統色として神社の鳥居や朱肉などに使われる色とは、少し違っているように思う。
「朱色」は、JISの色彩規格では「あざやかな黄みの赤」と呼ばれるそうだ。
たぶんそれよりは、赤が勝った色なのだと思う。
「真朱」あるいは「銀朱」と呼ばれる色に近いけれど、これ、と断定する色名はないのかもしれない。
陽の光が当たれば、色も変わって見える。かといって、手折って家のなかで見た色が確かなそのものの色だとは限らない。
確かなのは、散歩しながら見るヤマツツジの朱色は、心に絡みついたなにかをほどいていくように優しく明るくわたしの目に映るということだ。
堰(農業用水)沿いの道です。
自生しているツツジたち。
遠目に見ても、パッと気持ちが明るくなる朱色ですね。
近くで見ると、またハッとする色合いです。
堰道から見える八ヶ岳。
こちらも堰道から見た南アルプス連峰。
庭のツツジを一枝飾りました。
ご無沙汰しておりました。
山つつじ、こちらもそろそろでしょうか。
涼しげなオレンジ色がいいですね。
山つつじの花器いつも素敵だな~と思っています。
5月という季節を楽しみたいですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。