地震に起こされるようにして、慌てて起きた朝。
東京の友人から、LINEをもらった。珍しく山梨を震源とした震度5の地震を心配してのことだ。
「ありがとう。けっこう揺れて怖かったけど、うちの辺りは震度3だった。だいじょうぶだよ」
そう返すと、
「よかった。こっちからも、今朝は富士山がきれいに見えたよ」
と返ってきた。
そうか、今日は富士山、機嫌良く顔を出しているのか。そんなことを思いつつ、9時過ぎに手話教室へと車を走らせると、いつも通る富士山スポットから見た姿はすっぽりと雲のなか。
期待していただけに、ちょっとがっかりした。
ところが12時に手話教室を出ると、富士山の雲はすっかり消えていた。
あんなに大きな雲だったのに、いったいどこへ消えたのだろうと思わず首を傾げる。
どこかに流れていったのか。それとも、空気のなかに散り散りと広がり姿自体を消したのか。
保湿成分たっぷりのパックをした富士山は、艶々の顔で青空を見上げるように、気持ちよさそうにしていた。
朝10時前。手話教室に向かう途中で車を停めて撮った富士山。つば広の帽子をかぶっていました。
12時過ぎ。手話教室の帰りに歩いた信玄橋から見た富士山です。
いつか記事にかこうと思っていた信玄橋ですが、パノラマに広がる山々に雲がない日はこれまで出会えませんでした。
八ヶ岳はもちろんのこと。
南アルプス連峰の農鳥岳などが白く見えて、うれしかった。同じ南アルプスでも、明野からは見えないんです。
橋には、武田信玄公のプレートオブジェが並んでいます。信玄公も富士山、見てるかな。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
地震があちこちで、多発していますね。
山梨の後の、和歌山の震度5は、こちらでも揺れました。(私は気がつかなかったんですが・・)
青空と雪をいただいた峰々が実に美しいですね。
ずっと見ていられますね。
富士山の雲は、また少し変わっていますね。
ほんと!つば広の帽子をかぶっているようですね。
農鳥岳も見えるんですね。いいなあ~。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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