元旦は、のんびりと富士山の写真を集めた。
昨年も1月に「富士山オンパレード」を企画したので、1年分の写真で構成できるか不安もあったが、何も心配することはなかった。
コロナ禍で、取材しあぐねていた山梨特派員を救ったのは、ほかでもない富士山だったのだ。
年初めから富士山スポットを探し、写真を撮って歩いた。
朝晴れていても、スポットへ向かう途中雲隠れしてしまうこともあり、ご機嫌うかがいも虚しく終わる日も多かった。
「ふじさーん、顔出してよ」
近しい友人のごとく、ひとり呼びかける。
そんなふうにして富士山とは、ずいぶんと親しくなった気がする。
こうして物言わず応援してくれている存在は、どんなときにもあるのだろう。そんな存在ひとつひとつに気づいていけるよう、新しい年、心の目を開いていきたい。
南アルプス中野の棚田の逆さ富士。
韮崎中央公園から見た富士山。
韮崎駅へ向かう途中の農道で。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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