「あ、青い」
食材の買い出しの帰りに目にした富士山が、いつにも増して青かった。
頭に雲をまとっているけれど、流れていきそうだ。
買い物したものを冷蔵庫にしまい、すぐに明野さくらんぼ団地のハウスに向かった。
車を停めると、やはり雲は流れていた。いい感じに裾野を泳ぎ、着飾っているかのようだ。
今年も、明野さくらんぼ団地のお手伝いが始まる。
そこで使う写真を撮っておこうと思ったのだ。
富士山は、晴れた日であっても、いつもいつも青くくっきりと見えるわけじゃない。
春霞のこの季節はぼんやり見えることが多いし、真冬でも霞むこともままある。
毎日のように眺めていてこそ、知ることができた。
流れる雲の形が一度も同じにならないように、でんとそびえている富士山もまた、同じに見えることはないのである。
手前に見えるのが、明野さくらんぼ団地のハウスです。
雲と遊ぶ、富士山。
富士山はやっぱり、堂々としてるなあ。
GWは3日に見た富士山。
雲はありませんが、どこかぼんやり。
こんにちは!
3枚目のお写真がいいですね。
石川丈山の富士山という漢詩の雰囲気です。(噴煙は上がっていないけど)
仙客来り遊ぶ 雲外の巓
神龍栖み老ゆ 洞中の淵
雪は紈素の如く 煙は柄の如し
白扇倒に懸かる 東海の天
富士山、未だに飛行機からしか見たことがありません。
スペインからの帰りに隣の席に座ったイギリス人女性と親しくなり
日本の上空に来た時、「Look!」というので窓から見たのが富士山でした。
真上を飛んでいて、流れるような雪の中央に大きな火口がパックリとあき
不覚にも「どこの山だろう」と呟いたら
彼女から「Mt. Fuji?」と言われ、赤面したのでした。 (#^^#)
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。