9月4つ目の『地球の歩き方』の記事は、韮崎市のパワースポット「當麻戸(とうまと)神社」を参った。
巨石が祀られていて、そこで「鳥飼いの神事」なるものを行われた、広島の厳島神社と長野の戸隠神社とならぶ「日本三大烏飼い霊場」なのだそうだ。
巨石というとポルトガルのモンサントを思い出す。巨石だらけの山の上にある町で、石のあいだに家を建てている。石を壊すことなく、そこを立ち退くことなく、そこで暮らす人々には驚かされた。
石を切り出し、石畳を街じゅうに敷く国民でもある。
そして、スープにまで石を入れる。
日本でも巨石信仰というものがあるらしい。
「磐座(いわくら)」といい、精霊崇拝のひとつだそうだ。
アフリカンアートを観たときに、聴いた話を思い出した。
一本の木、ひとつの石や岩にはひとりの神が宿っていると考えられていて、作品を作り上げる工程で割れたり欠けたりしても、ほかの木や石を継ぎ足すことはしないという。ほかの神と一緒くたにするのなら、未完成でいい。そんなまるで、途中で創作を辞めたかのような作品が並んでいた。
ひとつの石には、ひとりの神が宿っている。
そんなことを考えながら「當麻戸神社」の御供石を拝んできた。
「當麻戸神社」の目印は、田んぼのなかに石の鳥居と赤い鳥居が並んでいるところ。
御供石です。大きい!
鳥居からは、富士山が見えました。
深田久弥が愛した茅が岳も。
北からは、八ヶ岳も田んぼを見下ろしていました。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
こんにちわ
見渡す限り、秋の空と山並みの美しさ。
本当に、いい所にお住まいですね。
茅が岳も見せてくださってありがとうございます。
八ヶ岳は、美ヶ原高原に行ったとき、ちょうど反対側からみていたのでしょうか。
富士山と一緒に、きれいに見えていました。
稲刈りもすすんでいますね。新米の季節ですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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