今年も、真っ赤な実が南天の木を飾っている。
ハナミズキの赤い実も落ち、あるいは鳥たちに食べられて、今、庭に生っている赤い実は、南天だけになった。
帰省して、神戸の実家まで駅から歩いたときには、様々違う赤い実を見かけた。南天のほか、千両、万両などだろうか。写真は撮っていないが、夫がアプリで調べたら「クロガネモチ」という木もあった。
冬に赤い実をつける木は、昔から、正月飾りに使われていたという。
語呂合わせから、難を転ずると言われる「南天」、お金の名をつけられたことから繁栄を祈る思いを込めた「千両」「万両」。「万両」は果実の寿命が長いことから長寿を連想させ、縁起が良いとも言われているようだ。
植物は、鳥たちに種子を運ばせるために目立つよう進化の過程で実を赤くした。その赤い色は、虫たちにとっては目立つ色ではないそうだ。虫に食われ同じ場所に種を落とすことなく、鳥たちにできる限り遠くへと種を運んでもらい、広く繁殖する。
それもこれも、命を途絶えさせないがため。
あきれるほど、まっすぐな意思を持っている。
一輪挿しに活けた南天の赤く小さな実が、静かに命の光を放っているかのようにまぶしく見えた。
冬空に、赤い色が映えますね。
葉は、緑のままのところと紅葉し赤くなったところがあります。
トイレの一輪挿しに飾るのは、毎年恒例。
クリスマスツリーみたいです。
さえさん、メリークリスマス♬
そちらは晴れて暖かそうですね。
秋田も今朝はどっさり雪が降って驚きましたが、濡れ雪で間もなく消え、暖かい日でした。
南天の実のかわいいこと。
我が家には南天がないので、植えたいと思っています。
小さなツリーのようですね。
横に置いたのは小さなキャンドルですか?かわいいですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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