桜木紫乃, 読書 2017.11.16
桜木紫乃の連作短編集『ブルース』(文春文庫)は、6本指を持つ男、影山博人に翻弄されていった8人の女を描いている。『恋人形』牧子 52歳人形作りの牧子は、夫と穏やかに暮らす...
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父を見舞いに行った東京で1泊し、翌朝東京駅近くのカフェで朝食をとった。Aモーニングはフォカッチャバーガー、Bモーニングはクロックムッシュ。さして悩みもせず、クロックムッシ...
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道路に白くプリントされた一旦停止の「トマレ」の文字を、「トマト」と読んだことはないだろうか。わたしは何度もある。「トマ」まで片仮名で来たら、次に続くのは「ト」しかないとい...
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花と木, 田舎で 2017.11.13
庭仕事をしていて、ふきのとうを見つけた。「えっ? 今頃ふきのとう?」まだ蕾であるが、狂い咲きと言っていいだろう。【狂い咲き】初冬の小春日和の頃、時節外れに花が咲くこと。ま...
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仕事部屋の大掃除をした。本が、雪崩を起こしたのだ。夫とふたり、始めたら大掃除になった。売る本をセレクトし、思い切っていろいろ処分した。埃が舞い、ふたり、かわりばんこにくし...
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家ご飯, 食 2017.11.11
夫は東京で週の半分は過ごす。わたしは、山梨でひとりご飯を食べることが多い。なので、残り物ご飯が楽しみのひとつだ。鍋、シチューなどの大鍋料理が多いこれからの季節には、食べき...
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フィジー語の「BULA」は「ンブラ」と発音し、時間帯にかかわらず交わす挨拶だそうだ。『なくなりそうな世界のことば』(創元社)に載っていた。「BULA」には、「生命」「生き...
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「ラッキーだね」ある人に言われた。「ご主人の会社の仕事を自宅でできるなんて、ラッキーだね」と。ラッキー? と首をかしげる。のんびりやっているようだが、20年ほど前より会社...
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四季, 田舎で 2017.11.08
走り出すまえに、躊躇し立ち止まる癖がある。何かに夢中になりそうなとき、「待った!」という声が聞こえる。いいのか? そんなに夢中になって。行く手には、大きく深い落とし穴が待...
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伊坂幸太郎の新刊『ホワイトラビット』(新潮社)の表紙には、タイトルと著者名意外に「a night」とある。ある夜のお話ってことかな?ふーん、ふむふむと読み始めた。〈主な登...
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家ご飯, 食 2017.11.06
今年も、陸前高田市にふるさと納税をした。返礼にいただいたのは冷凍の炙り刺身セットで、鰤と蛸と鰹。昨年と同じものなのだが、海の幸、刺身が美味しいのはもちろん、それについてく...
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「甘い柿の木を植えても、標高500m以上の土地じゃ甘くならないそうですよ」お隣りの韮崎市の柿をいただいたとき、そう聞いた。我が家は標高600mほど。韮崎市街は、坂道をぐん...
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「めくってないカレンダーと止まった時計は嫌いなんだ」夫は、月が変わるか変わらないうちに、カレンダーをめくる。ぼんやりとそれを眺めるうちに、月が変わっていく。だからカレンダ...
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あいづち。平仮名でかくと、とてもやわらかな響きで、好きな言葉のひとつだ。漢字でかくと、ちょっといかつく「相槌」となる。江戸時代、鍛冶屋が槌を振るって刀を叩くときに、鍛冶屋...
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