特派員ブログに、山梨限定で発売された「信玄公生誕500年記念オリジナルフレーム切手」を紹介した。
「風」「林」「火」「山」の4種類の切手シートだ。
テーマは、武田信玄公が軍機に掲げた「風林火山」である。
記事をかくに当たり調べていると、古代中国の『孫子』から用い、信玄公が掲げた「風林火山」を示す14文字「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」には、続きがあることを知った。
「難知如陰(知り難きこと陰の如し)、動如雷霆(動くこと雷霆(らいてい)の如し)」
難知如陰は、味方の戦略、情報は陰に紛れたように相手に知られることなく。
動如雷霆は、兵を動かすときには雷のように突然に。
すべて合わせて、疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山、難知如陰、動如雷霆。
風のように速く攻め、林のように落ち着いて待ち、攻めるときは火が燃えるような激しさで、動かないと決めたときには敵の挑発にのらず山のようにどっしりと構え、情報は陰に紛れたように相手に知られることなく、動くときには稲妻のような速さで突如として動く。
すぐそこにある物に例えた教えはストレートでとてもわかりやすく、武田信玄公の人となりを表しているようだ。
今年2021年、11月3日に武田信玄公生誕500年を迎える。
歴史は苦手分野だが、この機会に少しずつ甲斐の国のことを知っていこうと思う。
JR甲府駅南口の駅前に建つ信玄像。
山梨限定で発売された4種類の切手シート。
4シート購入で、切手シートの解説がついてきました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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