夏に庭に植えた笹竜胆(ささりんどう)が、咲いた。
紫がかった青で、花びらは八重だ。
夕方には花がつぼみ、朝、陽が当たるとまたひらく。可愛い。
「竜胆」は、秋の植物の季語。種類が多く、「笹竜胆」「深山竜胆」などの傍題がある。
竜胆を畳に人のごとく置く 長谷川かな女
摘みとった竜胆の花を、人のように畳の上へ置くシーンのインパクトに驚かされる。
竜胆や声かけあひてザイル張る 望月たかし
登山中、岩場に竜胆が咲いてる。屈んで岩に近づけた顔のすぐそこに咲く竜胆の青までもが見えてくるようだ。
同じ竜胆でも春に咲く「筆竜胆」は、春の季語「春竜胆」の傍題。「苔竜胆」などという植物もあるようだ。
筆竜胆山下る子が胸に挿す 廣瀬町子
筆竜胆を摘むのか、と思ってしまったが、山に暮らす子供たちにとっては、野に咲く身近な花なのだろう。旅立ちの特別な気持ちで、胸に挿したのかもしれない。
木道に苔竜胆の凭(もた)れをり 横田はるみ
筆竜胆のように、地面近くに咲くのだろうか。苔生した木道とそこに咲く青く小さな花々を思い浮かべた。
竜胆は、春にも秋にも、紫がかった青の花を楽しませてくれる。
筆竜胆は、大好きな花のひとつだ。

つぼんでいる時間。ひと株から茎が3本。1本に花は2つか3つ、ついています。

ひらきたそうな雰囲気。

深い青が、可憐です。

切り紙のようにも見える八重の花びら。

春に撮った筆竜胆の蕾。

筆竜胆も、夜眠ります。

一輪で咲いていても、可愛い。

寄り添って咲いていてもまた、可愛い。
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
【第2回「うめのきウキウキフェスティバル」参加レポート~梅之木遺跡公園】

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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