日曜の朝、目が覚めてすぐに部屋のブラインドを開けた。
一面、雪景色だった。まだ、降ってもいる。舞うような風花にも似た降り方だ。
積雪は、2㎝ほどだろうか。新聞を取りに玄関を出ると、スニーカーの裏に雪が張りついて、つるりと滑り危うく転ぶところだった。
軽い。非常に軽い雪。粉雪だ。
玄関のポーチに吹き込んだ雪を、雪掻きではなく、ホウキで掃いた。掃けば、さっと飛んでいった。
「雪」という漢字の「ヨ」は「彗(ほうき)」からつけられたという。ホウキで掃ける雨という意味らしいが、真っ白な雪景色を見て「天が世の中を(彗で)掃き清めた」と思ったから、なんて説もあるそうだ。
空の写真図鑑『空の名前』を開くと、「氷の章」に「粉雪」があった。
気温が低い時に降る、粉のような細かい雪で、雪の大きさは二ミリ位です。まだ固まっていない、さらさらした粉のような積雪も粉雪といいます。粉雪は僅かな風にも舞い上がり、風の通っていくのを見ることがあります。
スキー場などで「パウダースノー」と呼ばれる雪も、粉雪の一種かもしれないが、名前で風情がずいぶんと変わる。
風の通っていくのを見たかったな、と思いつつ、暖かな部屋で朝食をとり、車の雪を軽く払って、投票に出かけたのだった。

朝、2階の窓から見下ろした庭。

粉雪が風に飛ばされながら、舞っていました。

2階から見下ろしたウッドデッキ。

このテーブルが、我が家では積雪の目安になっています。3㎝くらい積もったのかな。

ハナミズキの枝に、雪の華が咲いて。細かい雪が降っているのが写っていました。

イチイの木は、クリスマスツリーのよう。

午後3時。八ヶ岳と青空が顔を出しました。

八ヶ岳、凍っていますね。まだ西の南アルプス連峰は、雪雲のなかでした。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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