月始め恒例、YasuoMaedaのlife is funカレンダー。2026年のテーマは「街の灯」。夜の街。街の灯のぬくもりを感じる写真となっている。
4月は、イタリア、ウンブリア地方のアッシジ。
すべての物欲を捨て去った清貧のなかにこそ愛と平和があると説いた、聖フランチェスコの街だ。
旅行前、映画『ブラザー・サン シスター・ムーン』を観て予習して訪れたことを懐かしく思い出す。
映画にも描かれていた、物欲を絶つことこそ平和への道が開けると信じていた聖フランチェスコの街を歩き、教会を巡り、その信心の深さを垣間見た。
「聖フランチェスコ大聖堂」始め、教会がみなシンプルなのも、飾ることをよしとしなかったのだろう。
聖フランチェスコは、修道会を承認してもらうため訪ねたローマ法王に、こう問われる。
「お前の尊い精神はよくわかるが、一切の所有を認めないというのは厳し過ぎるのではないか?」
彼は、答えた。
「何かを所有すれば、それを守る力が必要になるでしょう」
所有すること、つまり物欲は争い、戦争を生むというのだ。
信念を反対された両親のまえで服を脱ぎ捨て、生まれたままの姿になって、何ひとつ持たずに別れを告げた聖フランチェスコのような生き方は、到底できない。
それでも、世界の平和を求め一切の物欲を断とうとした人がいたという事実を、深く心に刻む旅となった。

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「聖フランチェスコ大聖堂」と、うなだれているフランチェスコの像。出征したものの戦わずして帰還したそうです。

聖フランチェスコに深く共鳴した聖女キアラを祀る「サンタ・キアラ教会」。

夕食をとったレストラン。石造りのアーチが、中世の雰囲気を醸し出していました。

ウンブリア州の田舎パスタ”ウンブリチェッリ”は、太くてコシが強く独特でした。

「サンタ・キアラ教会」前の広場から見下ろしたアッシジの町並み。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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