映画『8番出口』は、川村元気監督のホラー映画。
脱出ホラー系の同名インディーゲームを、原作にしているという。
〈cast〉
迷う男【二宮和也】地下鉄に乗り職場へ向かう途中、出口が見つからなくなる。
歩く男【河内大和】地下道から脱出できなくなり、歩き続けている。
少年【浅沼成】母に振り向いて欲しいがため、自ら迷子になる。
迷う男のもと恋人【小松菜奈】病院から迷う男に電話し、妊娠を告げる。
ほか、花瀬 琴音など。
〈story〉
男(迷う男)は、地下鉄の改札を出て地下道を進むが、〈出口8〉の看板だけが続き、一向に出口へたどり着けない。何度もすれ違うサラリーマン風の男(歩く男)が同一人物だと気づき、自分が同じ通路を繰り返し歩いていたことを知る。すがりつくように見つけた〈ご案内〉を熟読し、それに従うことにする。
・異変を見逃さないこと
・異変を見つけたら、すぐに引き返すこと
・異変が見つからなかったら、引き返さないこと
・8番出口から外に出ること
出口は〈0〉から〈1〉〈2〉と進んでいくが、異変に気づかず引き返さなければ〈0〉に逆戻り。最初からやり直しだ。
血が流れてきたりするホラーならではの異変があるかと思えば、単に文字が違っていたりと見落としがちな異変もある。何か異変があったのではと疑心暗鬼になり、戻るとまた〈0〉になってしまう。
別れた恋人から妊娠を告げられた男の幻想のような異変もあり、心のなかの出口を探し、それゆえ無限ループにハマってしまったかのような錯覚にも陥る。
原作がゲームなのだからゲームのようでもあるのだが、実際に「出られない」怖さは際立っていた。
「出られない」「帰れない」という恐怖のなかに置かれたら、人間はどうなってしまうのだろう。映画だからこそ楽しめるフィクションである。

予告編は、こちら。☆画像はお借りしました。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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