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木造十一面観音立像と中道往還の石畳

甲府市右左口へ、33年に一度の御開帳だという木造十一面観音立像を観に出かけた。

偶然だが、以前『地球の歩き方』で取材した「山崎代生家跡」に隣接する浄土宗迦葉山敬泉寺(かしょうざんきょうせんじ)だった。

 

木造十一面観音立像は、130㎝ほどの高さの一木造りで、内部を空洞にしない構造や衣の形式、彫りなどから平安時代後期の作だと推測されていて、甲府市内では最古級の仏像だという。

縦に大きくひび割れていて、その年月を想像させるが、頭の上に彫られた仏面、仏立像などの方がくっきりと彫り深く残っていた。三面欠けているというが、ただ手を合わせ見つめるのみで、数えることはしなかった。

 

その足で、中道往還迦葉坂(かしょうざか)に再生されたという石畳を見に行った。

1m以上の土砂に埋もれていた石畳を見つけ、右左口歴史文化村推進会のメンバーが手作業で8年かけて掘り起こしたそうだ。

曲がりくねった40mほどの長さの、石の大きさもまちまちな石畳を、スニーカーで歩くことができた。

 

木造十一面観音立像と石畳の道を見て、どちらにも感じたことがある。大切にし、手をかけ、心を砕いている人たちの姿が背後にあるということだ。

敬泉寺近くの道には、白い提灯が並んでいて、方代の歌がかかれた短冊が下がっていた。観音立像公開に合わせて吊したそうだ。

多くの人に観音立像を観てもらいたい、右左口の良さを知ってほしい、そんな気持ちが伝わってきた。

浄土宗迦葉山敬泉寺。テレビ局の取材も入っていました。三日間だけの御開帳ですからね。

階段を上った高台に、木造十一面観音立像が納められている観音堂は、ありました。

六地蔵さま。

方代の生家跡。この短歌は、記憶にありました。

境内のあちらこちらに咲いていた石蕗の花。この花を見ると、高知の旅を思い出します。

敬泉寺から車で10分ほど走った右左口トンネル脇のここから入ったところに、石畳はありました。先へ行けば、石仏が30以上ある道なんですね。

着いた~敬泉寺で入ってすぐだと聞いたのに、看板から10分くらい歩いたかな。

当時の人も大きな苦労をして作りあげたのだと思いますが、見つけて再生した会の人たちにも頭が下がります。

曲がりくねった道でした。よく掘り続けたな~ふたたび土砂に埋もれないように、石垣も作ったのだそう。すごいです。

 

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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