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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

「芒」~秋の季語

「あれ、ススキかな?」

夕飯を食べに向かう夕刻、といってもまだ明るい午後8時頃。歩く道々、ススキのような白い穂が風に揺れる植物を見かけた。遠目には芒のように見えたが、日本でも目にする、ススキより大きく白い穂がふさふさしている「パンパスグラス」だった。

「芒(すすき)」は、秋の植物の季語。

今月の句会は欠席したが、兼題の「芒」について調べてみた。

芒(ススキ)は、イネ科ススキ属の植物であり、日本の在来種として全国的に山地から平地までの日当たりの良い場所に生える。草丈は、二メートル程になり、八月から十月頃に開花する。

「きごさい歳時記」より。

をりとりてはらりとおもきすすきかな  蛇笏

蛇笏の代表句のひとつであり、芒を詠んだ多くの句のなかでも代表される句。

芒を折り取ってみたら、見た目の「はらり」とした軽やかさに比べ、意外に重いものだ。そんな感慨を軽やかに感じられる平仮名を選び、詠んでいる。里山に暮らす蛇笏が、日々目にしている暮しのなかの風景を愛おしく思い、歌うようなリズムにのせた優しい句だと思う。

日の匂ひして生けらるるすすきかな  高田正子

たしかに芒の匂いこそが、日の匂いという気がする。活けられて、なお日の匂いがする芒のある情景が見えてくるよう。

芒野や身を投じたき大うねり  谷口ゑみ

仙石原の芒野を思い出した。ダイナミックな動きが魅力的だ。

うふふふすすき一本プレゼント  多田道太郎

こういう句を詠む感性、好きだなあと思うのだが、どこまでが俳句として許されるのかまだまだわからず、挑戦できないタイプの句。

わたしの句は、こちら。句会の友人に出発前にお願いして、投句してもらった。

花芒昏るる陽集め手放さず

ピントは、まだまだ夏だ。そしてたぶん、ススキはない。それでも俳句の種は、ここにもきっとあるはずだ。

夕刻のパンパスグラス。

同じイネ科ですが、風情がまったく違いますね。

翌日、まだ暑い時間(といっても、夕方5時)には真夏の風景。

秋の俳句を詠むような陽射しじゃなかった。でも、過酷な残暑は日本もおんなじかも。

散策して見かけた植物。街路樹でしたが、検索すると「トウネズミモチ」「ネズミモチ」などがヒットしました。

今咲いている花は、しぼんだオシロイバナくらいしか見かけませんでした。

公園で見かけたこの木は、「ウラジロハコヤナギ」かな?

葉っぱの裏側だけが、白っぽい。見上げるときれいでした。

 

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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