きのうは、冬至だった。
南瓜を煮て食べ、柚子湯に浸かった。
「冬至」は、冬の時候の季語。傍題に「一陽来復」がある。
この日を境に太陽の力が回復して日照時間が徐々に長くなるため、古来中国では「一陽来復」と呼ばれ、縁起の良い日とされたそうだ。
行く水のゆくにまかせて冬至かな 鳳朗
過ぎゆく季節は止められない。水もまた然り。流れに身を任せ、今年も冬至を迎えた。そんな鑑賞をした。
一陽来復雑木林に射す薄日 棚山波朗
雑木に射す薄日に、これから日が長くなっていく希望を見出したのだろうか。
また、冬の生活の季語には、「冬至粥」「冬至南瓜」「柚子湯」などもある。
小豆入りの粥は我が家ではしないが、南瓜は食べる。
選ばれて冬至南瓜となりにけり 山本一歩
南瓜の堂々とした姿かたちに、イメージがぴたりとハマった。得意気な南瓜の様子が思い浮かぶユーモラスな句。
柚子風呂に浸す五体の蝶番 川崎展宏
五体の蝶番(ちょうつがい)というのが言い得て妙。わたしたちは身体じゅうに蝶番を持っている。それを柚子湯に沈めることで、油を注したかのように具合がよくなる。句を読むと、身体の疲れがゆっくりとれていくかのよう。
南瓜は、栄養豊富な冬を乗り切るための食材。黄色は「太陽」や「明るい未来」を象徴し、幸運を呼び込む意味があるのだとか。
柚子湯は、血行促進や風邪予防のほか、強い香りが邪気を払うといわれている。江戸時代に銭湯が客寄せのために始めたのが広まったという説もあるそうだ。
一日一日、年の瀬が押し迫っている。

あけの農さん物直売所でゲットした、立派な南瓜と紅はるか。

鮮やかな黄色!

どちらもバター焼きにして食べたり。

煮物にして、常備菜にしたり。

いつも同じようですが、朝食風景。シロさんの蕪サラダも常備菜代表です。

柚子、少しずついただいています。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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