集まりがあるたび、”今年最後の”という枕詞がつくようになった。
「十二月」は、冬の時候の季語。
一年の最後の月。日ごとに寒さが加わり、草木は枯れ、蕭条(しょうじょう)とした景色が広がるが、街はクリスマスや歳末を迎える人出で賑わいを見せる。
『俳句歳時記・冬』より。
立てて売る鮪のあたま十二月 奥名春江
歳末の市場だろうか。十二月ならではのにぎわいを感じた。
青空を海に広げて十二月 伊藤通明
「大雪」「冬至」と寒さが増し、空が澄みきる季節の美しさや開放感を感じ、思わず深呼吸したくなった。
また「師走」は、旧暦十二月の異称。「極月(ごくげつ)」「朧月(らふげつ)」などの傍題がある。
十字路の十字の往き来街師走 粟津松彩子
師走の街の慌ただしさや、やはりにぎわいを感じる句。
極月や雪山星をいただきて 蛇笏
美しい風景、そして極まる寒さを感じる。月、雪、山、星、この4つの漢字を並べているところも、とてもきれいだ。
「年の暮」でも、一句。
捨てられぬ本動かして年の暮 小島健
にぎわいや慌ただしさを暮しに引き寄せて詠んだ句と、この季節ならではの美しさを詠んだ句が多く詠まれているようでした。

12月の八ヶ岳と南アルプス連峰を、定点観測してきました。

今年は寒い日が続いたわりに冠雪は少なめでしたが、美しく雪化粧を始めています。

最高峰赤岳が、やっぱりいちばん白い。

冬の山は、空も澄み切っていてくっきり美しく見えますね。

南アルプス連峰。

八ヶ岳より、雪は少ないです。

アサヨ峰、甲斐駒ヶ岳、鋸岳。

鳳凰三山は、薬師岳、観音岳、地蔵岳。
山の名前を知りたい方は、こちら。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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