庭の山椒が葉を広げ始めた。
葉であるが「木の芽」と呼ばれる。春の料理にはうれしいアクセントになる購入すればけっこう値が張る山菜だ。
「山椒の芽」は、春の植物の季語。「芽山椒」「木の芽」などの傍題がある。
山椒の芽を摘みに出て門灯す 西村和子
共感した。ちょっと灯をともすついでに、ポストをのぞくついでに収穫する。そんな気軽な楽しさが山椒の芽にはある。
寺の水飲めば山椒の芽が匂ふ 青柳志解樹
香りを詠んだ句は多い。摘んだことがあれば、こんなふうに匂うだろうと、想像がつく。
たのしいかな豆腐にひたと山椒の芽 加藤秋邨
料理の句も目立った。たしかに心愉しい。この句は、上五字余りが、そのあふれる愉しさを語っている感じがする。
身近な、けれど、香り高き山菜。日常を楽しむひとこまを、わたしも詠みたくなった。

葉を広げ始めたばかりは、艶々です。

すぐに、緑濃く繁ってきます。

花もすぐに咲いて。目立たないから、見過ごしがちです。

地面から芽を出す子もいますが、ほとんど根づかないんです。

毎年、独活の料理で初物を味わっている気がします。辛子酢味噌和え。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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