朝食の食材が多い日は、これまで食品目を数えていた。1日30品目を摂ることが理想といわれた時代の名残りだ。
だがふと思いついて、シチューの残りの朝餉に、季語を数えてみた。季語は、11あった。
じゃこ「白子干」は、春の季語。
昨日今日波音のなし白子干 清崎敏郎
トマト、玉葱は、夏の季語。
人の世の芯まで愛す小玉葱 陽山道子
新米、南瓜、じゃが芋、柚子、唐辛子は、秋の季語。
新米を詰められ袋立ちあがる 江川千代八
人参、大根、ブロッコリーは、冬の季語。
愛の詩を噛むブロッコリブロッコリ 家藤正人
食卓は、季節も季語も混在しているが、日々身につけているセーター、ジャンパー、コート、マフラー、ショール、手袋もすべて冬の季語だ。
セーターをかむりいつもの顔を出す 落合水尾
俳句を学ぶようになり、人の暮しとはいとおかしとただただ思える。

シチューの残りの朝餉。ご飯、大根の葉、じゃこ、牛乳、人参、じゃが芋、玉葱、鶏肉、南瓜、ミニトマト、ブロッコリー。11品目。

大根の葉っぱとじゃこの胡麻油炒め煮がおいしすぎる。

ブロッコリーは冬の、トマトは夏の、南瓜は秋の季語なんですね。

柚子大根も、毎朝食べています。大根と柚子、唐辛子で、調味料抜きの食品14品目でした。

農家さんが玄関に置いていってくれた立派な大根。2度目のおでんを煮て、2度目の柚子大根を漬けて。この大根で一句詠めればいいのだけれど。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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