第2金曜は毎月、手話教室とエッセイ教室が重なる日だ。
正午に手話教室を終え、約1時間ほどのあいだにお昼を食べ、20分ほど離れたエッセイ教室に移動する。大抵は、コンビニおにぎりを車で食べる。
移動の途中に「信玄堤公園」があり、先週は車を停め、紅葉狩りよろしく、ひとり15分ほど公園を歩いた。
真っ赤な紅葉は見当たらなかったが、美しい黄色に色づいた銀杏を見ることができた。
黄葉して思慮ふかぶかと銀杏の木 鷹羽狩行
「銀杏黄葉(いちょうもみじ)」は、晩秋の植物の季語。「黄葉(こうよう)」と読む傍題がある。
「銀杏散る(いちょうちる)」も、秋の季語だ。
銀杏散る一切放下とはこれか 村松紅花
「一切の執着を手放す」という禅の言葉から「一切放下」と悟りの境地を詠んでいるという。ためらいなく落ちる黄葉した銀杏の葉に、そういう気持ちを発見したのだろうか。
そして、「銀杏落葉(いちょうおちば)」は、初冬の植物の季語。
銀杏落葉空新しくなりにけり 上林孝子
青空のなか黄色く色づいた銀杏の木を眺めると、いつもの空と違って見えた。舞い落ちる明るい黄色の葉に「空新しくなりにけり」は、まさに、そんな感じだと思った。
立冬を迎え10日以上が過ぎたが、あちらこちらに秋と冬が混在している。
まだまだ知らない季語ばかりのわたしには、これは秋? 冬なのか、と歳時記を開くたびにこんがらがる。そんなふうに移りゆく季節を楽しんでいる。

「信玄堤公園」駐車場から歩き始めると、すぐに銀杏の大木が見えます。

見上げた「銀杏紅葉」。

遠目に見ても、きれいですね。

足もとの落葉も眺めながら、ゆっくり歩きました。

公園内に流れる川。

橋を渡って、土手へ出ました。

八ヶ岳は、雲がかかっていましたが、気持ちがよかった。

銀杏の木を通り過ぎて、車へ戻りました。昼休み15分ほどの散策でした。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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