6月の句会。兼題は、「瓜の花」「白玉」。
「瓜の花」は、夏の植物の季語。傍題に「胡瓜の花」などがある。
瓜類の花の総称。甜瓜(まくわうり)の花をはじめ、胡瓜、南瓜、西瓜、越瓜(しろうり)などで、黄色い花が多く、雌雄別。
『俳句歳時記・夏』より。
存(ながら)へてこの世うるはし瓜の花 長谷川櫂
生きながらえて、という意味に捉えた。長く生きてきたからこそ、この世は麗しく思える。生命力強く蔓を伸ばし鮮やかな黄色い花を咲かせる瓜。どこにでも咲くありふれた花ともいえる。その季語が、ぴたりとハマり動かない。
思ひきり泣く少年や瓜の花 星野麥丘人
思いっきり泣いている男の子と瓜の花の取り合わせに惹かれた句。夏休みの風景を思い描いた。
「白玉」は、夏の生活の季語。
白玉や茶の間は風の通りみち 伊藤節子
白玉を食べる茶の間。そこは風通しの良い空間だ。ちょっと立ち寄って白玉を食べていく友もいるのかもしれない。
煮えたぎる湯に白玉の遊ぶかな 長谷川櫂
白玉を、久しぶりに茹でてみて、その通りの光景を見た。「遊ぶ」という言葉が白玉のわくわく感を表現しているようで楽しい。
わたしの句は、こちら。
白玉や幼く響く次女の声
むかし娘たちと、白玉を作ったことを思い出しながら詠んだ句。末娘の声は、大人になってからもどうしても幼い頃の声のように聞こえてしまう。たぶんそれは、わたしの耳にはそう響くだけなのだろう。
7月の兼題は、「時鳥(ほととぎす)」「短夜(みじかよ)」。
詠んだことのない季語だ。

何十年ぶりかに、白玉を作ってみました。水の代わりにお豆腐を入れてこねるバージョン。白玉粉50gに絹ごし豆腐70g。

水を足すことなく、ちょうどいいやわらかさになりました。でも、まんまるにならない(笑)

それが、くぼみを作ろうと指で真ん中を押すと、不思議ときれいな円形になりました。発見!

沸騰したお湯で、約3分茹でて。

まずは、お吸い物に。エッセイ教室の友人にいただいて庭に植えた三つ葉を散らして。白玉、もちもちでした。豆腐の味はまったくしません。

東京でお茶した友人にもらった「よいこのあんこ」。そのまま食べられる真空パックの粒あんでした。

冷やした白玉と。甘さ控えめで、おいしい餡子でした。

白玉ぜんざいにして。友人は、白玉が夏の季語なの~? と驚いていました。熱々のぜんざいのイメージだったそうです。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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