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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

ガラス張りの高層ビルで中華を

ロンドン到着の翌日。旅の1日目ともいえるその日の予定は決まっていた。

ロンドン・ブリッジ駅に隣接するガラス張りの高層ビル「The shard(ザ・シャード)」の中華レストランでのランチ。

娘のハズバンドのお母さんと食事をする約束で、彼女がセレクトしてくれたのである。

ロンドンを360度見渡せるロンドン一高い309.6mの高層ビル。ロンドンの街の全体像をお見せしましょうという粋な計らいだ。

 

それにしても、ロンドンは曇り空ばかりとは聞いていたが、着いてからずっと霧雨が降ったりやんだりというあいにくの天気。

テムズ川を見下ろせば、観光名所のひとつ「タワー・ブリッジ」は見えるが、「晴れていれば、もっときれいなのに」とみなで肩をすくめる。

 

しかし、そんなことも笑い飛ばしてしまうほどに彼女は明るく、ポジティブだ。

「今日の予定は?」と、とびきりの笑顔。

「ノープラン」と答えると、「じゃあ、今決めよう。行きたいところは?」とどんどん話を進めていく。わたしたちは、彼女との時間を最優先にしようと、旅の初日はランチ以外は成り行きでいいと思っていた。

「帰りに、セント・ポール大聖堂に寄れればいいかなと」

「あとは、テート・モダンに行こうかなとか」

「じゃ、セント・ポール大聖堂に行こう。そこからミレニアム・ブリッジを渡るとテート・モダンだから」

すっかり、彼女のペースである。

またそれが心地よく、中華を堪能し、3人2階建ての路線バスでセント・ポール大聖堂へと向かった。

「ダブルデッカーに乗るの、ファーストタイムだ!」

夫がうれしそうに言うと、彼女は隣に座った知らない男性に「息子のお嫁さんの両親なのよ。日本から来てるの」と人なつっこく話しかけていた。

右のとんがったビルが「ザ・シャード」です。テムズ川。向こうには、霧雨のなかタワー・ブリッジが見えています。

シャードの中華レストラン入口から、テムズ川を見下ろして。

階下は「アフターヌーンティ」。今風なクリスマスツリーが、華やかでした。

赤い札をディスプレイした木の下で、食事しました。

アラカルトで、軽いランチ。といっても、お腹いっぱいになりました。おいしかった。

点心も美しい。「もちもち」って、英語でなんて言うんだろう?

通路に飾られていた切り紙のロンドン地図。真ん中下のとんがったビルが「ザ・シャード」です。

教えてもらった「ミレニアム・ブリッジ」から観た「セント・ポール大聖堂」。

帰る頃には、「ザ・シャード」がクリスマスツリー風にライトアップされていて、可愛らしかった。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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