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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

ガリシア料理の店で~マヨルカ島〈4〉

マヨルカは、海に囲まれた島だ。海鮮が美味いらしい。

ということで海の幸を食べようと、ガリシア料理店「El Gallego」へ出かけた。

バスク地方のガリシアへは、2014年10月に旅している。スペイン北西の海沿いの雨が多い地方だ。蛸や海老がおいしかったのを覚えている。

 

「El Gallego」では、蟹の甲羅に身や味噌をクリーム状にしてオーブンで焼いた「チャングロ」や、白海老を半生にグリルした「ブランチャ」、帆立を貝殻にのせて焼いたバーベキューのような料理を堪能した。

夜8時、開店と同時に入店したときにはガラガラだった店が、30分ほどでいっぱいになった。

奥にも部屋があり、そこではミニパーティが始まるようだった。忘年会のようなものだろうか。

そのパーティに向かう途中、大きな身体の男性が、突然足をとめ、夫に英語で話しかけた。

「その帆立は、美味いんだよ。寿司より美味いだろう」

日本人だと、わかったようだ。

「ほんとうに美味い」と夫が答えると、大いに喜び「何を飲んでいるんだ?」とグラスを指さした。

夫は白のハウスワインを飲んでいて、そう答えると、「それは、いけない」と首を振った。

そして、パーティから陶器の器に注いだ白ワインを持ってきて、テーブルに置いた。

「これを飲まなくちゃ」

リベイラという、スペインワインだそうだ。

 

遠くから来た旅行者に、ぜひおいしいものを味わってほしい。マヨルカ島には、こんなにいいものがあるんだと伝えたい。

そんな気持ちだったのだろう。

スペインの人は、地もと愛が強い。

それはこの旅でも痛感しているのだが、場所を問わず夫はよくお酒をご馳走になる。それがなぜなのかは未だ謎のままだ。

店名「El Gallego」Google翻訳では「ガリシア人」と訳されました。

明るくてしゅっとした店内。

蟹のチャングロ。これが食べたくて、行きました。

白海老のグリルは、半生でやわらかかった。

帆立は、バター醤油じゃあ絶対にないんだけど、それに匹敵する味わいでした。

夫がご馳走になったリベイラ。格段に、おいしかったそうです。

こちらは、最初の日にランチビールしたバル。

今回の旅で一度は食べようといっていた、ホタルイカの唐揚げ”チョピートス・フリートス”を食べられました。海鮮大好き。

人気のバルだったようで、翌日通ったら満席でした。

マヨルカ名物、豚の背脂を使ったパンエンサイマダ。

プレーンはほとんど甘くなく、写真右のカスタードやアップルパイ風があるようです。

時計がかっこよかった大聖堂近くのカフェで。

飛行機に乗っていた人の半数が空港で買っていた、エンサイマダのお土産バージョン。みんながこれを手に提げていておもしろかった。ペドロに買って帰ると、よく知っていました。

帰る日の朝の晴れわたった空と、水鏡に映ったマヨルカ大聖堂。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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