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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

ピザと大相撲

大相撲初場所も、中日を迎えた。

先週も、夕刻にはテレビの大相撲を観ながら、夕餉の支度でキッチンに立つ日々だった。

ある日は、ピザだった。

30年以上使っているホームベーカリーで生地をこね(材料を入れるだけで一次発酵までしてくれるので簡単)二枚に分けて平たく伸ばし、二種類のピザを作った。

一枚は、バジルをすりつぶしたジェノヴェーゼソース&しらす。

もう一枚は、市販のトマト風味のピザソース&ウインナー・玉葱。

ジェノヴェーゼは手がかかるが慣れたもので、大相撲を観ながら(待ったなしになると手を止めて)すり鉢でいつもより時間をかけてすりつぶした。

 

さて。大相撲観戦のあと、風呂に入り、それからオーブンでピザを焼いた。

その夕餉でのこと。

しらすジェノヴェーゼピザを口に入れた途端、ふわりとバジルが香り、そして目の前に映像が広がった。

義ノ富士と大の里、結びの一番のシーンで、歓声までもが聞こえてきたかのような錯覚に陥った。

バジルの香りを吸いながら観ていた一番だった。

香りの記憶、というのだろうか。

それも昔の香りではなく、ついさっきの出来事だっただけに、自分でも驚いた。

義ノ富士が横綱大の里に勝ち、金星をとった一番だった。義ノ富士は、昨年五月場所でひと目でファンになり、推している力士である。

そして、ジェノヴェーゼソースは、いつもと違う味だった。白ワインビネガーを入れ忘れていた。料理ではなく結びの一番に集中していたのだ。

しらすジェノヴェーゼピザ。白ワインビネガーなしでしたが、ちょっと味わいが強いというだけで、おいしく食べられたんですよ。次は入れますが。

こちらは、以前の写真。やっぱり、ビネガー入れているから緑色がやわらかい。

上の空だったのでしょう。ちゃんとかいてあるのに。

ウインナー玉葱トマトピザ。

たいてい、翌朝は残りのピザです。

がんばっている昭和のホームベーカリー。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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