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はりねずみが眠るとき

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丘の上の町「Soller ソーイェル」~マヨルカ島〈3〉

マヨルカ島の人気スポットのひとつに、丘の上の田舎町「Soller ソーイェル」がある。

本来なら、中心街パルマとソーイェルを往復するレトロな観光列車が人気なのだが、残念ながら運休中。それでも、せっかく来たマヨルカ島。ちょっと丘の上へも行こうかと、バスに40分ほど揺られた。

 

ソーイェルは、四方を山に囲まれた丘の小さな町。車窓から見える風景は、すぐに山々と草原など緑ばかりになった。

バスを降り、少し歩くと、カテドラルの広場を中心に町が広がっていた。

パルマ・デ・マヨルカにはない、ゆったりとした田舎の空気が漂っている。

残念なことに、観光列車だけじゃなく町を走るトラムも運休との情報があり、ただのんびり石造りの家が建ち並ぶ町を歩く。

「緑の遮光扉がついた窓が多いね」とか、「あそこが鉄道の駅みたい」とか、「この線路をトラムが走るんだね」とか話しながら、散策した。

 

残念なことは続き、カテドラルも開く気配がなく、Googleマップ情報で〈営業中〉とあるレストランも閉まっていた。

スペイン、それも年末である。そんなこんなも、慣れっこだ。

そのとき、トラムが颯爽と走り過ぎて行った。

「嘘。トラム、走ってる!」

「乗ろう!」

「どこ行き?」

「知らない!」

発車1分前に飛び乗ったトラムは、海へと向かったのだった。

ソーイェルの中心にあるカテドラル。ここも閉まっていて、なかは観られませんでした。この前をトラムが走る写真が、よくネットに載っています。

カテドラルを裏から見ると、踊っているような並木の影が素敵でした。

「ほんとうなら、ここをトラムが走るんだね」といいながら歩いた線路の上。

「どこでお昼食べる~?」とバルをのぞきながら歩いた、トラムの線路。

緑の遮光扉がついた家は、ソーイェルだけじゃなくマヨルカ島に多いようです。

Googleマップに誘われちょっと外れまで歩いたものの、年末あるあるでレストランは閉まっていました。夫が歩くところ、なぜかサッカー場が。山が綺麗でした。

地もとソーイェルのクラブチームが集うバルらしい。お腹が空いたので、よくわからないままオーダーしたミックス肉炒め。スパーシーでおいしく、めっちゃ安かった!

中心街に戻り、「トラムだ!」とあわてて飛び乗りました。木製の車体がレトロ!

海辺まで走りました。可愛いトラム!

ヨットやモーターボートなどが、ゆったり停泊していました。「ポルト・デ・ソーイェル」という小さな湾の小さな港。リゾート地なんですね。

砂浜では、水着姿で遊ぶ人たちが。わたしは、ダウンジャケット着てたんだけど(笑)

ここからバスで、パルマ・デ・マヨルカにぶじ帰ることができました。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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