とても久しぶりに、肉じゃがを煮た。
今年の夏は暑すぎて、煮物をする気になれなかった。そのまま、肉じゃがの存在を忘れていた。
久しぶりすぎて、買い物をするとき、漠然とした小さな空洞のようなものを感じていたのだが、放置してしまい、作る段になって気がついた。
「あーっ、シラタキ忘れた!」
夫は、シラタキなしでもかまわないようだったが、わたしは大好き。
うーむ、それなのに忘れるとは。
こういうレシピなしでも作れる料理には、落とし穴があるのである。
とはいえ、このあいだは、レシピにかき記してあるにもかかわらず、豚柳川に山椒の実を入れ忘れた。それも、一度入れ忘れてピンクのマーカーをつけているにもかかわらず、忘れた。大好きなのにだ。
ぼんやりしてちゃいけないと、キッチンでぼんやり思うこの頃である。

シラタキのない肉じゃが。笠間で見つけた器です。写真はありませんが、左手前に鰺の塩焼き、右には焼き茄子。

レバーひじきも久しぶりに煮ました。友人にいただいた器で。

煮物は、常備菜になるからいいですね。

翌朝は、肉じゃがに卵を落として。

山椒の実を入れ忘れた豚柳川。

肉じゃがの夜、ベランダから眺めた西の空です。

写真ではぼんやりしていますが、三日月はもっとくっきり痩せていました。きれいだった。

西の空は、次第に暮れていきました。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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